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FIFAの改革を確信 ロゲIOC会長が演説

[ 2011年6月1日 11:10 ]

FIFA総会の開会式典で演説するロゲIOC会長

 国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は31日、ゲストとして出席した国際サッカー連盟(FIFA)の総会の開会式典で、有力理事の買収疑惑で揺れるFIFAについて「IOCがそうであったように、より強固な組織に生まれ変われると確信している」と演説した。

 IOCはかつて五輪招致に絡む金銭スキャンダルで6人のIOC委員が追放となる事態に発展したが、その後の自助努力で再建してきた。

 FIFAは6月1日に会長選を行う。ただ一人の候補者となっているブラッター会長の4選が確実となっている。

 またFIFA協賛社の最高ランクに当たる公式パートナー各社も31日までに、6月1日の会長選をめぐる買収疑惑で揺れるFIFAに対して改善を要求した。

 ロイター電などによると、クレジットカード大手のVISAは「FIFAにこの状況を解決するために必要なすべての手段を講じることを求める」との声明を発表した。公式パートナーの6社のうち、コメントを避けたソニーなどを除く4社がFIFAに対する懸念を表明した。(共同)

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2011年6月1日のニュース