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1秒たりとも無駄にできない…ザック「高密度」でW杯へ強化

[ 2011年5月27日 19:29 ]

 9月開始のワールドカップ(W杯)予選までに組まれた強化試合は、キリンカップ2試合と8月の韓国戦の計3戦。南米選手権を辞退したことで試合数は減ったがその分、海外、国内を含むベストメンバーを招集できた。ザッケローニ監督は時間、内容とも「密度」を高めた強化でチームの熟成を狙う。

 初招集は3人いるものの、チームの根幹は優勝した1月のアジア・カップのメンバー。指揮官が「2014年W杯に向け、彼らの成長とともにやっていく」と語るように現在の戦力への信頼と期待は高い。DF吉田を例に挙げ「アジア杯前、彼はレギュラーではなかったが、ふたを開けてみればレギュラーだった」。W杯南アフリカ大会で16強入りの原動力になった中沢(横浜)闘莉王(名古屋)の両DFを代表に戻すことはなかった。

 今回の強化期間は9日間。重要視するのが、試合中でも布陣などを柔軟に変更できる対応力だ。3月のJリーグ選抜との慈善試合で採用した3―4―3、さらに4―3―3も試す意向。ザッケローニ監督は「1秒たりとも無駄にできない」と言葉に力を込めた。

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2011年5月27日のニュース