本田　移籍市場へアピール！今季初含む２ゴール

ロシアリーグ ＣＳＫＡモスクワ３―０クリリア・ソビエトフ

（5月25日）
　ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２４）が２５日、アウェーのクリリア・ソビエトフ戦で今季初ゴールを決めた。０―０の前半１３分、ＦＫを直接放り込んで先制点を決めると、前半終了間際に２点目を叩き込んだ。１試合２得点以上を記録するのはロシア移籍後初。本田の活躍でＣＳＫＡモスクワは３―０で勝利を収めた。

　得意な位置だった。０―０の前半１３分、ゴール正面右サイドでのＦＫ。ボールをセットした本田は、軽やかな助走から左足を鋭く振り抜いた。回転がかかったボールは、壁を越えて鋭く曲がり、相手ＧＫの手から逃げるようにゴール右隅に突き刺さった。

　ロシアリーグでの得点は昨年１１月２０日のスパルタク・モスクワ戦以来。出場５試合目での待望の今季初ゴールだ。ＦＫによるゴールは、昨年６月２４日のＷ杯南アフリカ大会デンマーク戦以来３３５日ぶり。ロシアリーグでのＦＫ弾は昨年３月２６日のアンジ・マハチカラ戦以来だった。

　この１点で気を良くした本田は、さらに前半終了間際に２点目を決めた。ペナルティーエリア手前で、相手ＤＦのパスをインターセプト。そのまま左足で蹴り込んで、ロシア移籍後初の１試合２得点をマークした。

　２２日のロシア杯決勝アラニア・ウラジカフカス戦では、途中出場して右足クロスで決勝点をアシスト。チームにタイトルをもたらした。ボルフスブルクが獲得に興味を示すなど今夏の移籍市場でも注目を浴びる本田。その夏に向かって調子を上げている。