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ブラッター会長明言 クラブW杯、12月日本で開催

[ 2011年5月24日 06:00 ]

クラブW杯の日本開催決定などについて会見するFIFA・ブラッター会長

 FIFAのブラッター会長が23日に来日し、トヨタ・クラブW杯を当初の予定通り12月に日本で行うことを明言した。26日の大会組織委員会で正式に決定する。

 同会長は午前中に高木義明文部科学相と会談した後、菅直人首相を表敬訪問。「震災があっても予定通り日本で開催できることを喜んでいる。サッカーを通じて日本国民に希望を届けたい」と約束。菅首相も「子供たちへのプレゼント。いい試合ができるよう準備したい」と喜んだ。

 また、FIFAによる復興支援について同会長は「特別基金という形で資金提供する話をしている。100万~300万ドル(約8200万~2億4600万円)規模の支援になる」と明かした。

 Jヴィレッジの再建にも資金を提供するほか、子供たちにサッカー用品も配布する。FIFA主催で02年W杯日韓大会決勝を争ったブラジルとドイツの当時の選手による合同チームと、世界選抜のOBチームが慈善試合を行う計画も進める。

 ≪W杯開催地決定の投票方法改革≫ブラッター会長がW杯の開催地決定方式に関し、24人の理事で投票する現行方式から、すべての加盟協会(現在は208)による投票に改める案を6月1日の総会に諮ると明言した。FIFAは、昨年12月、2018年大会の開催地にロシア、22年大会にカタールを選んだ。だが直前に理事2人が不正行為で活動停止処分を受けるなど理事会による投票が不正の温床だと批判されていた。

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2011年5月24日のニュース