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香川Vパレード満喫!6月にはキリン杯招集も

[ 2011年5月16日 06:00 ]

15日にドルトムント市内でパレードを行うMF香川真司(中央)らドルトムントイレブン

 ドルトムントのMF香川真司(22)が、6月のキリン杯で日本代表に招集される可能性が出てきた。ブンデスリーガは14日、最終節の9試合を行い、すでに優勝を決めていたドルトムントはホームでフランクフルトに3―1と逆転勝ち。香川は後半43分から途中出場して、約4カ月ぶりに実戦復帰。ブランクを感じさせないプレーで全快をアピールした。また、チームは15日に市内で優勝パレードを行った。

【日程&成績 順位表】

 ドルトムントの町が黄色に染まった。15日の優勝パレードには、人口の約半分の30万人を超える大観衆が集結。スーツ姿の香川らイレブンは、サポーターからの歓声にバスの上から笑顔で手を振って応えた。「もう最高ですね。世の中で一番最高。最高以外の言葉が見つからない。優勝の輪に入れて本当にうれしい」。14日の今季最終戦後の優勝セレモニーでも、香川は喜びを爆発させた。日の丸をまとってマイスターシャーレ(優勝皿)を掲げ、チームメートとビールをかけ合った。

 試合では復帰2分で得点に絡んだ。1月25日のアジア杯準決勝・韓国戦で右第5中足骨を骨折してから109日ぶりの実戦復帰。後半43分にピッチに飛び出すと、同45分にMFレバンドフスキにスルーパス。レバンドフスキの右クロスからFWバリオスがダメ押しゴールを決めた。

 「本当にゴールを決めたかったけど2回オフサイドになっちゃった。最後に点に絡めたことは凄くうれしかったし、気持ち良かった」

 日本から来た無名の司令塔が開幕からスタメンを奪取し、17戦で8得点を挙げてリーグの公式サイトが選出する前半戦のMVPを獲得。長期離脱も経験した今季を「シーズン後半戦は棒に振って、サポーターやチームに迷惑をかけた。ただ、きょう試合に出られたことでシーズンを良い意味で終われた」と振り返った。

 次のステップは日本代表復帰。関係者によると、6月のキリン杯(1、7日)に招集される可能性もあるという。17日にはドルトムントと欧州の日本人選抜による東日本大震災の慈善試合に出場する。「来季は(欧州)CLがあるし、本当にタフなシーズンになる。また新たなレギュラー争い。新たなシーズンで結果を残したい」。ドイツ王者として臨む来季はさらなる飛躍を目指す。

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2011年5月16日のニュース