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憲剛3発演出!“復興支援アシスト”も決めた

[ 2011年5月16日 06:00 ]

<川崎F・鹿島>後半、鹿島・小笠原(左)と激しく競り合う川崎F・中村

J1第11節 川崎F3―2鹿島

(5月15日 等々力)
 川崎FがMF中村憲剛(30)の待ちに待った“復興支援アシスト”で昨季王者の鹿島から勝ち点3を奪った。2―1で迎えた後半35分、中村は途中出場のFW小林の動き出しを見逃さず、絶妙のスルーパス。これを小林がゴール左に流し込み、鹿島の猛追を振り切った。ボランチから2列目に上がって繰り出したラストパスに、相馬監督も「あのゾーンに入れれば、あと1列破ればゴールですから」と目を細めた。

 中村はJリーグ再開前に、公式戦(リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯)で自らが記録した得点とアシストの1本ごとに10万円を東日本大震災の被災地に寄付すると発表。再開から5試合目での初アシストに「ほっとしました。プレッシャーはなかったけど、チームが勝利できたからよかった。これからも続けていければ」とほおを緩めた。

 FWジュニーニョの今季初ゴールとMF山瀬の移籍後初ゴールと全得点に絡む活躍で、チームを勝利に導いた中村。悲願の初タイトル、そして被災地支援のために、さらに調子を上げていく。

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2011年5月16日のニュース