井原効果だ!柏 新潟に3発快勝で首位堅守

[ 2011年5月15日 06:00 ]

<新潟・柏>後半16分、倒れ込みながらもゴールを決めた柏・近藤は北嶋(手前左)ら仲間に起こされながら祝福を受ける

J1第11節 柏3―0新潟

(5月14日 東北電ス)
 柏の勢いが止まらない。敵地で新潟に3―0と大勝し首位を守った。前半23分、新外国人DFジョルジ・ワグネル(32)が均衡を破ると、後半16分にはセットプレーから追加点。途中出場のFW工藤壮人(21)がダメ押し弾を決めた。守備陣も相手のシュートを1本に抑える危なげない勝利。J1昇格直後のチームが6試合を消化して首位に立つのは史上初。柏の強さは本物だ。

 まさに完勝だ。柏は今季好調の新潟に初黒星をつけ、首位を守った。試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、選手たちは笑顔をはじけさせた。ネルシーニョ監督は「自分たちがやっていることを疑わずにピッチの上で機能させている。一戦一戦、自信を積み上げている」と胸を張った。

 口火を切ったのはDFジョルジ・ワグネルだ。前半23分、ボールを浮かせて相手をかわし、利き足とは逆の右足で先制した。後半16分にはDF近藤が頭で2点目。そして3点目はFW北嶋に代わって途中出場したFW工藤。GKと1対1の場面から流し込んだ。

 リーグ最多13得点の圧倒的な攻撃力を支えるのは堅い守備だ。大谷と栗沢のダブルボランチ、近藤と増嶋のセンターバックが「防波堤のような感じ」(北嶋)で相手をはね返す。その安定感が攻撃陣に余裕を与える。

 J2で過ごした昨季1年間、ネルシーニョ監督と、元日本代表主将の井原コーチの指導の下、守備の連係を深めた。MF栗沢は「誰がどこにいるのか把握できている」と語る。連動したプレスと、ボールを奪ってからの攻撃への切り替えに迷いはない。井原コーチも「守備は昨年からの流れ。それが全員に浸透している証拠」と太鼓判を押す。

 昨季と違うのは、サイド攻撃を仕掛けてくる相手に対して4―4―2の2列目の選手をワイドに張らせ、前線で相手の攻撃の芽を摘むようになったこと。この日も左MF大津のパスカットから攻撃に転じるなど新潟のサイド攻撃を高い位置でシャットアウト。シュートをわずか1本に抑えた。

 これで5勝1敗。6試合を消化した時点で、J2から昇格したばかりのチームが首位に立つのは史上初。4戦連発を逃した北嶋も「今は選手全員が戦術を理解しているので誰が出ても対応できる。それが結果に表れている」と言う。勝利を積み重ねるたびに自信を深める柏の勢いは、まだ当分止まりそうにない。

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