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香川復帰も!ドルトムントが復興支援マッチ開催

[ 2011年5月11日 06:00 ]

4カ月ぶりの香川のプレーがチャリティーマッチで見られそうだ

 日本代表MF香川真司(22)が所属するドルトムントは10日、東日本大震災復興支援チャリティーマッチを行い、欧州のクラブに所属する日本人を中心とした選抜チームと対戦すると発表した。シーズン終了直後の17日にデュイスブルクで開催する。1月のアジア杯で右第5中足骨を骨折し、戦線離脱していた香川の復帰戦となる可能性もあり、大きな注目が集まる。

 遠くドイツで、日本の復興を願うドリームマッチが実現する。MF香川を擁し、9季ぶりにドイツを制した王者ドルトムントが、欧州のクラブに所属する日本人選抜チームと慈善試合を実施する。ブンデスリーガ終了後の17日にデュイスブルクで開催する。10日に会見した香川は「僕自身も被災地(宮城県)に5年間、住んでいた。勇気や希望を与えられる機会。素晴らしい1日にしたい」と熱っぽく語った。

 選抜チームの構成について、香川は「日本人選手同士で連絡を取ったりしてます」と話した。ドイツでプレーする選手を中心にオランダ、イタリアで活躍する選手にも呼びかけた。ドルトムントのマーケティング部によれば、リーグ戦が残っているチームや入れ替え戦出場の可能性があるチームもあり、最終メンバーは16日に発表する。

 ドルトムントは当初、5月中旬に東京・国立競技場でロンドン五輪を目指すU―22日本代表と親善試合を行う予定だった。だが東日本大震災の影響で、計画そのものが頓挫。ドルトムントは日本の復興支援の形を模索し、豪華なドリームマッチ開催にこぎつけた。

 香川は1月のアジア杯で右足小指付け根を骨折したが、すでに回復し全体練習に合流しており「自分としてはどうしても出たい」と出場に意欲的だ。14日の最終節フランクフルト戦で復帰の可能性もあるが、出場が見送られれば17日の試合が4カ月ぶりの復帰戦となる。どちらのチームでプレーするかは未定だが「悩むところですが、王者ドルトムントのゴールに短時間でゴールを決めたい」といたずらっぽく笑った。負傷から復活する香川の姿は、被災地に勇気を届けるはずだ。

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2011年5月11日のニュース