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舞台は92年初Vの地 バルサ順当に決勝へ 

[ 2011年5月5日 06:00 ]

<バルセロナ・Rマドリード>決勝戦進出を決め歓喜のメッシ(手前)とグアルディオラ監督

欧州CL準決勝第2戦 バルセロナ1―1Rマドリード

(5月4日)
 1―1ながら内容で圧倒したバルセロナがアドバンテージを生かして決勝に進んだ。立ち上がりは前線からプレスをかけてきたレアルに苦しんだが、徐々にペースを握るとメッシを軸に好機を重ねて前半はシュート数7―0。あわや失点という後半開始直後の危機を微妙な判定で乗り切ると、9分にイニエスタがスルーパスで相手守備陣を切り裂き、ペドロが流れを決める先制点を挙げた。

 「3年で2度もCL決勝進出を果たしたことは素晴らしい成功」とグアルディオラ監督。敵地の第1戦で2―0と優位に立ちながら、この日も守ることなく積極的に戦った。“4番勝負”は判定が騒動を呼び、舌戦やサッカーのスタイルをめぐる論争も展開されたが、シャビは「正義がなされた。ベストのチームが勝った」と攻撃サッカーの勝利を力強く宣言した。

 決勝が行われるロンドンのウェンブリー競技場はクライフ監督の“ドリームチーム”が92年に前身の欧州チャンピオンズ杯を初制覇した会場。当時21歳で中盤を支えた指揮官は「再び戦えるのは楽しみ」と心を躍らせ、メッシも「初優勝の地で勝ちたい」と誓った。宿敵を破った魅惑のサッカーで偉業再現を目指す。

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2011年5月5日のニュース