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川西“がむしゃら”リーグ初出場弾で新人1号

[ 2011年4月25日 06:00 ]

<広島・G大阪>後半42分、CKから初出場の川西が頭で初ゴール

J1第7節 G大阪1―4広島

(4月24日 広島ビ)
 完敗の中、G大阪に一筋の光が差し込んだ。今季加入のFW川西翔太(22)が後半42分にCKから頭でプロ初ゴール。J1ではルーキー1号となった。

 「GKと接触してどこに当たったか分からなかった。でもうれしい」。ACLでプロデビューを果たしたが、リーグ戦は初出場。後半32分に3トップの一角として送り出されると、懐の深いキープ力で攻撃を活性化させた。

 高校では青森山田に“サッカー留学”した。1学年上には元FC東京FW小沢竜己(現JFL秋田)がいた。05年インターハイを制した先輩からは「シュートもポストプレーも抜け出す動きもできないといけない」と教え込まれた。現在は最も得意なプレーを聞かれると「どんなタイプのFWとも合わせられること」と笑う。高校時代に優れたバランス感覚を養ったことで、西野監督は「一言で言えばセンスがある」と評価する。

 貪欲さも併せ持つ。「試合ではチャンスが1回しかないこともある」と後半40分の決定機を決めきれなかったことを反省。目標はFW平井が昨季記録した14得点以上。大きな目標を掲げ、豪華なG大阪攻撃陣のレギュラー争いに割って入る。

 ◆川西 翔太(かわにし・しょうた)1988年(昭63)10月28日生まれ、奈良県出身の22歳。青森山田高2年でインターハイ優勝。大阪体育大4年だった昨年9月5日の天皇杯2回戦では、G大阪相手に1ゴールを決めた。今季、G大阪入り。1メートル77、72キロ。

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2011年4月25日のニュース