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執念采配実った!アドリアーノ2発でG大阪2位!

[ 2011年4月21日 06:00 ]

<G大阪・済州>後半3分、アドリアーノ(左)はこの日2点目となるゴールを決める

ACL1次リーグE組  G大阪3―1済州

(4月20日 万博記念)
 G大阪はホームで済州(韓国)と対戦し、FWアドリアーノ(29)の2得点とMF武井択也(25)の得点で3―1と快勝した。西野朗監督(56)の執念采配で競り合いを制し、勝ち点6でE組2位に浮上。4大会連続決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 負ければ1次リーグ敗退となる可能性もあった一戦で、西野監督が執念の采配を振った。1点差に追い上げられた後半28分、指揮官はMF宇佐美とDF下平に代えて、MF武井とDF加地を投入。さらに35分にはMF佐々木をつぎ込んだ。そして後半43分、クリアボールを拾った佐々木のパスを起点に武井がダメ押し弾。西野監督の交代策が見事に的中した。「守備からのカウンター狙い。前線からプレスをかけて3点目を取りにいく意識だった。間違いではなかった」。イメージ通りの3点目を指揮官は自画自賛した。

 チームは東日本大震災の被災地支援活動として、ACL勝利給の一部を義援金に充てる意向。「勝利を引き込めて良かった」と武井。宮城県出身のMF佐々木は「見られている方は少ないとは思うけど、少しでもメッセージが届けば」と話した。勝ち続けることで、被災地に勇気を届ける。

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