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J1仙台「楽天と一緒に盛り上げたい」

[ 2011年4月16日 18:50 ]

 東日本大震災で被災したJ1仙台は16日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮でJ1大宮とリーグ戦再開前の最後の練習試合を行い、第1試合は1―2で敗れ、第2試合は3―1で勝った。第1試合で得点したMF太田は再開初戦となる23日の川崎戦に向け「一番注目されると思う。プロ野球の楽天と一緒に東北を盛り上げていけたら」と意気込んだ。

 震災後、3日から千葉、埼玉両県で合宿を続けてきた。元J1得点王で今季新加入したばかりのFWマルキーニョスが震災での精神的な打撃を理由に退団するなど、戦力的に苦しい。それでも、手倉森監督は「彼が抜けたことでチームが折れることなく、さらに団結心が強まった。いよいよ戦うという準備ができてきた」と手応えを口にした。中心選手のMF関口は「全国民の期待を背負っている。避難所にいる人の分まで一緒に戦いたい」と表情を引き締めた。

 17、18日は練習が休み。手倉森監督によると、監督と数人の選手たちは家族に会うために仙台に戻り、19日からさいたま市内で練習を再開する。

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2011年4月16日のニュース