マンＵ３冠へ前進！ギグス、全得点アシスト！

＜マンチェスターＵ・チェルシー＞決勝ゴールを決め、ルーニー（10）らに祝福される朴智星（右端）

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第２戦 マンチェスターＵ２－１チェルシー

（4月12日）
　勢いの差、そして実力の差を見せつけた。０８年決勝の再現となったイングランド勢対決で、マンチェスターＵがＰＫ戦敗北の雪辱を狙ったチェルシーを返り討ちにした。

　「強豪相手に素晴らしい内容。選手もこの瞬間を心から楽しんでいる」

　ファーガソン監督が満足げに笑った。好調ぶりを象徴したのが３７歳のＭＦギグスだ。メリハリをつけたプレーで攻守に貢献。この日はボランチながら前半４３分に右サイドを突破して先制点を引き出し、同点とされた直後の後半３２分に決勝点を演出。準々決勝２試合で全３得点をアシストした。

　「重圧をかける意味でゴールが必要だった。勝利にふさわしいプレーができた」とギグス。夜の外出を控える代わりにヨガで体調を管理し、指揮官が「最高の体形で体重を増やしたことがない」と絶賛するベテランに導かれ、３冠を狙うマンＵが頂点に１歩近づいた。