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長友はダービー出番なし…インテルV6遠のく完敗

[ 2011年4月4日 06:00 ]

<ACミランvsインテル・ミラノ>ベンチでデルピエロが作製したチャリティーTシャツを着る長友(右)とマテラッツィ

セリエA インテル・ミラノ0―3ACミラン

(4月2日)
 インテル・ミラノは2日、勝ち点2差で追っていた首位ACミランとのミラノダービーに0―3で完敗した。出場機会がなかった日本代表DF長友佑都(24)は目を真っ赤にして「もちろん試合は残っているんで(優勝の可能性は)あります」と訴えたが、残り7戦で勝ち点5差となってリーグ初の6連覇は遠のいた。

 痛恨だった。開始直後に相手FWアレシャンドレ・パトにこぼれ球を決められて失点。レオナルド監督が「45秒で失点すればプランが崩れるのは当然」と漏らした通り受け身に回り、前半43分にFWエトオが決定機を外すなどリズムをつかめない。後半9分にはDFキブがパトを倒して退場処分。10人となってさらに2失点し、ホームで敗れた昨年11月14日に続いてダービー連敗となった。

 同勝ち点で並んだ場合は直接対決の結果で順位が決まるため、勝ち点5差を縮めるだけでは不十分。DFサネッティ主将は「実質的には6差。こんな敗戦は予想していなかった」とうなだれた。

 「緊張感があって今まで感じたことがない雰囲気でした」と長友。5日の欧州CLシャルケ戦に向けては「僕はいい準備をするだけ」と訴えた。今度はピッチに立ってチームに弾みをつけたい。(ミラノ・下妻宏通信員)

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