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岩手を救いたい…磐田DF「毛布・衣類・靴を集めます」

[ 2011年3月19日 13:50 ]

 被災した故郷のために――。岩手県出身の磐田DF山本脩斗(25)が18日、選手、スタッフらに援助を呼び掛けた。クラブハウス入り口に立て看板を出し、東日本大震災の被災者に送る物資の提供を求めたもの。19日から2日間は、選手、クラブ関係者らが街頭で募金活動を行う予定で、着実に支援の輪が広がってきた。

 「被災地支援のお願い」と銘打たれた立て看板が、この日、クラブハウス玄関口に立てられた。「救援物資を集めます。毛布・衣類・靴などをお願いします…――山本脩斗」。岩手県盛岡市出身。家族らは無事だったが、津波による被害が甚大だった宮古市や大船渡市など沿岸部には知人もおり、故郷のために、なりふり構っていられない。

 呼びかけたのは同じく岩手出身の元日本代表GK菊池新吉氏(43、現J2栃木GKコーチ)。山本脩には元日本代表で鹿島のMF小笠原満男(31)から連絡が入った。

 「岩手のために何かできないか。救援物資を贈ろう」という提案に山本脩も即応。盛岡商の4つ後輩に当たるJ2草津MF林勇介(21)にも声を掛けた。

 「チーム内で呼び掛けて、できる限りやろう」。なるべく早く送りたいという意向で“第1便”の期限は23日までにした。この日までに選手、スタッフらが多くのジャージーやシューズなどを提供。山本脩は「少しでも多くの人に届いてくれるといいですね」。チームメートの温かい協力に感謝するとともに、故郷の一刻も早い復興を祈る。

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2011年3月19日のニュース