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喪章の出陣も…C大阪 アウェーで2失点完敗

[ 2011年3月16日 18:30 ]

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は16日、各地で1次リーグの第2戦を行い、G組のC大阪は敵地で山東魯能(中国)に0―2で敗戦。クラブ史上初の海外公式戦を白星で飾れなかった。通算1勝1敗で勝ち点は3のまま。4月5日の第3戦はホームに全北現代(韓国)を迎える。

 前日、天津泰達に敗れたG大阪に続き、C大阪もアウェーで中国勢に屈した。

 東日本大震災の犠牲者を悼み、右腕に喪章を巻いて試合に臨んだC大阪イレブン。しかし前半22分に右CKのこぼれ球をDFレナトに押し込まれて先制ゴールを許すと、同33分にはカウンターからFWハン・ペンのスルーパスに抜け出したMFワン・ヨンポーに追加点を決められて2点のビハインドを負った。

 C大阪は再三サイドからチャンスを築き、MF中後の右足ミドルなど惜しい場面もあったが、前半はノーゴール。後半開始から投入された長身FW小松は、MF清武のスルーパスに抜け出して決定的な場面をつくったが、昨季の中国リーグ王者の牙城を崩せずに終わった。同28分にはDF茂庭がPKを献上したもののゴールポストに救われる幸運も。同38分には相手MFが退場となったが、数的優位を生かせなかった。

 ▼C大阪・クルピ監督 試合が決まったのは空中戦。ボールを動かしてセレッソの方が流れをつかめたが、しっかり決め切るプレーができなかった。

 ▼山東・イバンコビッチ監督 きょうの勝利の意義は、強い日本選手を倒したこと。優勢な空中戦で勝利をものにした。

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2011年3月16日のニュース