スペインから激励エール セビリアVSバルサで「頑張れ、日本!」

[ 2011年3月15日 06:00 ]

セビリアの選手とボールを競り合うメッシ

 バルセロナが東日本大震災の被災者に激励のメッセージを送った。リーガ・エスパニョーラ第28節の6試合が13日に行われ、FWリオネル・メッシ(23)らが、対戦したセビリアの選手と被災者支援の横断幕を手にした。ジョゼップ・グアルディオラ監督(40)は日本ツアーに意欲を示すなど支援に前向き。試合は1―1で引き分けたが、世界屈指の人気クラブが被災者アシストに立ち上がった。

 メッシが、シャビが、バルセロナが誇るスター軍団が世界に強いメッセージを発した。セビリアの選手とともに試合前のピッチ中央に整列すると「頑張れ、日本!僕らは君と共にいる。」と日本語とスペイン語で記された横断幕を大きく広げた。遠く離れた海の向こうから日本の被災者に激励のエール。スタンドのファンも総立ちで連帯を訴えるアピールに応えた。

 「日本で発生した大地震にはとても心を痛めている。映像が全て物語っているように壊滅的だ。日本の国民に親愛の情を示したい」とはグアルディオラ監督。メッシも自身のブログで「被災した方々には、心から“負けずに頑張って”と言うことしかできない。被害が最小にとどまることを願っている」と訴えた。

 バルセロナにとって日本は縁が深い。世界に10万人以上のソシオ(クラブ会員)を抱える中、1470人を数える日本はスペインに次いで2番目に多い。福岡にサッカースクールを開き、生徒300人が在籍。地震後は日本のソシオらと連絡を取って安否を確認し、支援の意思を示してきた。

 04、05、07年には日本ツアーを行っており、指揮官は「夏にアジア遠征が可能なら訪れたい」と来季開幕前の来日に意欲を示した。07年に横浜と親善試合を行った際は同年3月の能登半島地震で被災した小学生を招待。ユニホームの胸部分にユニセフ(国連児童基金)のロゴを入れるなど社会貢献の意識が高く、来日実現なら被災者と交流が実現する可能性もある。

 試合は後半に追いつかれて引き分け。クラブ記録に並ぶリーグ戦26戦不敗達成の一方で2位Rマドリードとの勝ち点差が5に縮まった。被災したファンに白星は届けられなかったが、それ以上に価値がある“アシスト”の意思を世界に示した。

 【過去のバルサ来日】

 ☆04年 8月1日に鹿島に5―0で圧勝。MFロナウジーニョが3アシストで、当時17歳のメッシは後半43分に4―0からダメ押し弾。同4日はロナウジーニョの2アシストで磐田に3―0で快勝。

 ☆05年 6月12日に横浜と3―3で引き分け、同15日に浦和に3―0で快勝。両試合を欠場したロナウジーニョを加えて再来日し、7月30日に横浜と1―1で引き分け。

 ☆07年 8月7日に横浜に1―0で勝利。ロナウジーニョとエトオに新加入アンリを加えた3トップが初競演も不発に終わり、後半からアンリと交代したFWジョバニ・ドスサントスが決勝点。

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