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仙台、クラブ運営できず…鹿島は3日ぶり練習再開

[ 2011年3月14日 19:20 ]

 東日本大震災の影響を受けたサッカーのJリーグの各クラブは14日も対応に追われた。クラブハウスが損壊したJ1仙台は実質的なクラブ運営ができていない。茨城県鹿嶋市内の練習施設や本拠地カシマスタジアムの一部が破損したJ1鹿島は、同市内で3日ぶりに練習を再開した。

 仙台は外国人選手が一時帰国していることなどもあり、練習再開の時期の見通しが立っていないことを明らかにした。選手やスタッフの無事は確認できている。本拠地のユアテックスタジアム仙台も破損があり、使用不可能という。

 鹿島は断水の影響で、本来の練習場とは別のグラウンドで体を動かした。大きな被害を受けた岩手県出身の元日本代表MF小笠原満男選手(31)は走り込みなどで約1時間、静かな雰囲気の中で体を動かした。

 J1山形も練習を再開したが、クラブ関係者によると、周辺では物資の輸送が滞り、ガソリンや食料が不足し始めた。選手らの移動には車の相乗りを奨励したという。

 J2水戸は安全面を考慮して16日までチームの活動を休止することを公式ホームページで発表した。本拠地のケーズデンキスタジアム水戸は、数十箇所のひび割れや照明の破損などが判明した。J2東京Vは施設面の被害はなかったが、節電のために照明を使った練習の取りやめを決めた。

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2011年3月14日のニュース