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仙台出身の今野 両親無事確認も「不安」

[ 2011年3月12日 19:37 ]

仙台の両親の無事を確認し、安堵(あんど)の表情で練習するFC東京の今野泰幸選手(中央)

東日本大震災

 仙台市出身のサッカー日本代表DF今野泰幸選手(28)は、実家の両親とは11日中には連絡が付かず、12日朝にようやく無事が確認できたという。携帯電話がつながらず公衆電話からかけて一度だけ話したそうで「けがはしなかったようだけど、普段とは違う声だった気がする。不安はある」と神妙な表情で話した。

 所属するJ2のFC東京は12日の第2節で岡山と対戦予定だったため、11日に空路で岡山へ移動。到着後に試合中止が決まり、12日午前に新幹線で帰京した。同日午後には東京都小平市の練習場で約1時間半ほど汗を流し、両親の無事を知ったこともあってか時折、リラックスした様子も見せながら練習をこなした。

 ただ、多くの知人とはまだ連絡が取れないそうで、練習後は硬い表情を崩さず「友達がいるところは結構ひどい状況で心配。早くみんなの大丈夫だったという声が聞きたい」と声を振り絞った。

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2011年3月12日のニュース