×

修羅場くぐってきた仲間 内田「チームを攻めの意識にしたかった」

[ 2011年3月10日 10:47 ]

バレンシア戦の後半、攻め込むシャルケの内田(左)

欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 シャルケ3―1バレンシア

(3月9日)
 得点には絡まなかったが、内田は右サイドを精力的に上下動してチームを奮い立たせた。

 1―1で迎えた後半から攻め上がる回数を増やした。「守りに入ったら駄目。自分がいくことでチームを攻めの意識にしたかった」。後半5分には右からドリブルで攻め上がった。中盤のファルファンがボールを持つとフォローし、2人の連係でバレンシアのリズムを寸断した。

 同点のハーフタイム。控室には落ち着いた雰囲気が漂った。「修羅場をくぐってきた集団。みんな戦い慣れているな」と感じたという。内田もその中にしっかりと溶け込んでいる。

 「毎日の練習がドイツ代表やスペイン代表と一緒。W杯みたいで刺激がある」。高いレベルでの鍛錬が、若武者を大きく成長させている。移籍1シーズン目で欧州の8強入り。「二度と出られないかもしれない。しっかりやる」と、気持ちを高めた。

続きを表示

2011年3月10日のニュース