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選手会、再び反撃…協会の赤字計上見通しを否定

[ 2011年3月10日 06:00 ]

 日本代表選手の待遇改善などを求めている日本プロサッカー選手会(JPFA)が9日、日本サッカー協会に対し再び反撃に出た。

 日本協会は先月22日、過去5年の収支および09年度の収入・支出の内訳を開示。09年度に関しては出場給を増額しただけで約2億4000万円の赤字を計上するとし、選手会の要求を不当としていた。これに対しJPFA側はこの日、Jクラブは売上高の40%程度を選手人件費に充てているのに対し、日本協会は06~09年度の代表関連、事業関連、競技会関連の収入合計が年度平均113億7000万円のうち、代表選手への分配総額は平均1億5000万円で、分配比率は1・32%にすぎないと反論。協会側が出した赤字計上の見通しを否定し、あらためて分配比率アップを求めていく方針を示した。

 また、JPFAは2月28日の臨時総会で過半数の賛同を得て、労働組合化を決議したことも発表した。

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2011年3月10日のニュース