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まさかのPK失敗帳消し!遠藤“ヤット”開幕V弾

[ 2011年3月6日 06:00 ]

<G大阪・C大阪>後半31分、決勝ゴールを決め、先制点のアドリアーノ(右)と抱き合う遠藤

J1第1節 G大阪2―1C大阪

(3月6日)
 冷静だった。ゴール前20メートルでパスを受けるとGKの位置を確認。右足のシュートはDFに当たり弧を描いて右隅に吸い込まれた。同点にされた3分後の後半31分。試合を決めたのはG大阪・遠藤だった。

 「相手に当たってなければキャッチされていたかもしれない。ラッキーです。まあ打たなきゃ得点は生まれないので」

 自身初の開幕ゴールに照れたが、得点に対する思いは強かった。前半38分のPKはコースが甘く韓国代表GK金鎮鉉(キムジンヒョン)に阻まれた。リーグでは09年7月1日の川崎F戦以来3度目のPK失敗。「悔やまれる蹴り方だった。決めていればもっと楽な展開になった」。それも帳消しにした。

 アジア杯後は休暇を与えられ家族と海外旅行でリフレッシュ。2月17日の合流後も別メニュー調整を許された。意気に感じた遠藤はフル出場と決勝弾で恩返し。「コンディションが良くなくても外せる選手ではない」と西野監督も最敬礼だ。

 「ACLもリーグ戦も勝ち点3を取れて、良いスタートを切れた」と遠藤。2日のACL初戦メルボルン戦では5発を叩き込み、この日はライバルを下した。今季4冠を狙うG大阪が最高のスタートを切った。

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