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C大阪 難しかった初戦 それでもクルピ監督「歴史に残る勝利」

[ 2011年3月3日 09:23 ]

ACL1次リーグG組 C大阪2―1アレマ

(3月2日 長居)
 本来の攻撃的なサッカーを披露できたとは言い難い。それでもしぶとく競り勝ち、勝ち点3を奪った。主将の茂庭は「初戦だから難しいことは分かっていた。勝ちきることが若いチームにとっては一番」と大きく息をつく。初出場のC大阪が苦しみながらも、白星で滑りだした。

 圧倒的にボールを支配したが、連係でミスが目立つ。相手の堅い守備網を崩せずリズムに乗り損ねた。後半5分にはPKを決められて追い付かれている。だが、1―1で迎えた後半31分、今季新加入した期待の戦力が窮地を救った。

 FKをつま先で合わせて勝ち越しゴール。ブラジル人FWは前半14分にもヘディングシュートで先制点をたたき出している。「最後まで全員で戦い、勝ててよかった」。ヒーローはチーム一丸の勝利を強調した。

 内容もさることながら、結果が一番に求められるACL。一筋縄ではいかないアジアの洗礼を受けながら、執念でホームの初戦をもぎ取った意味は大きい。「セレッソの歴史に残る勝利」とクルピ監督。1次リーグ突破を目指した長い戦いが始まった。

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2011年3月3日のニュース