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さすがの楢崎 PK3本止めた!名古屋が今季初タイトル

[ 2011年2月26日 15:50 ]

名古屋―鹿島 PK戦で鹿島の1人目岩政を足で止める名古屋のGK楢崎

 富士ゼロックススーパー杯が26日、横浜・日産スタジムで行われ、昨季Jリーグ王者の名古屋と天皇杯を制した鹿島が激突。名古屋が1―1で突入したPK戦を3―1で制し、今季初タイトルを獲得した。名古屋の同杯制覇は、ストイコビッチ監督が現役だった1996年以来15年ぶり2度目。鹿島は3連覇を逃した。

 前半からボールを支配しながらゴールが奪えなかった名古屋は後半9分、ゴール正面35メートルの位置でFKを獲得。日本代表MF藤本がゴール前にふわりとしたクロスを送ると、長身のDF増川が鹿島ディフェンスとの競り合いを制し、ヘッドでゴール右に先制ゴールを叩き込んだ。鹿島はセットプレーで同点に。同21分に中央やや右、25メートルの位置でFKを獲得すると、MF野沢が右足で直接決めて試合を振り出しに戻した。鹿島は同36分には期待のブラジル人FWカルロンを投入したが名古屋の堅守の前に追加点を奪えず、勝敗の行方は2年連続でPK戦に持ち込まれた。

 PK戦では元日本代表GK楢崎が鋭い反応で好セーブを連発。鹿島1番手の岩政のキックを足で阻止すると、3番手DFアレックスのキックはキャッチするなど3本を止める活躍でJリーグMVPの実力を見せつけ、チームに今季初タイトルをもたらした。

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