×

20発&ACL宣言!新潟の新エースは4カ国語を操る21歳

[ 2011年2月23日 15:29 ]

新エースの期待がかかる新潟のMFチョ・ヨンチョル

3・5開幕!J1キーマン

 新潟の新エースとして期待がかかるのがFWチョ・ヨンチョル(21)だ。4―4―2の左MFや、今季新たなオプションとして取り組んでいる4―3―3の左FWとして鋭い突破力を武器に攻撃を仕掛ける。昨季までエースとして君臨してきたMFマルシオ・リシャルデスが浦和へ移籍。「去年、マルシオ(リシャルデス)が16点取っているので、今年は自分が20点取ってACLに出場したい」と自覚も十分だ。

 韓国・蔚山鶴城高3年時の07年5月に横浜FCに入団したため、高校は中退。新潟に移籍してから通信制の高校に入学し足りない単位を取得した努力家だ。リーグ戦が開幕する3月5日に卒業式を迎える。この4年間で日本語も上達した。母国語の韓国語と日本語のほかにも、英語、フランス語が話せる。今季、新たに加入したブラジル人FWブルーノ・ロペスとは英語でコミュニケーションを取っている。ミシェウと左サイドバックの酒井高と3人で連動した攻撃力でゴールを量産していく構えだ。

 昨季は来日4年目で自身最多となる11ゴールを挙げた。アジア杯はメンバーから外れたものの、昨年は韓国代表を経験。アジア杯で同年代のMF具滋哲(クジャチョル)が活躍する姿を見て「刺激になったし負けられない」という。Jリーグでの活躍はもちろん韓国代表復帰も視野に入れている。

 「今年は相手のマークが厳しくなると思うが負けないように迫力ある姿を見せたい」。ドリブル突破に絶対的な自信を見せるサイドアタッカーが新潟を上位へ導く。

 ◆チョ・ヨンチョル 1989年5月31日生まれ、韓国・蔚山出身の21歳。9歳からサッカーを始め、蔚山鶴城高では全国高校大会優勝。07年に横浜FC(当時J1)に入団。09年に新潟に移籍し昨季は29試合11得点。J1通算63試合12得点。08年北京五輪出場。10年韓国代表入り。特技はテコンドーで黒帯。1メートル82、74キロ。血液型AB。利き足は右。

続きを表示

2011年2月23日のニュース