同世代は次々と世界へ…“元エリート”昇格組からの挑戦

[ 2011年2月23日 12:57 ]

成岡が「居心地が良かった」と振り返った磐田時代=2010年11月撮影

3・5開幕!J1キーマン

 生まれ育ち、プロとして8年のキャリアも重ねた故郷を、不退転の決意で飛び出した。「磐田は居心地が良く、周りも自分のプレーを分かってくれているのに結果が残せなかった。結果が出ない理由が分からないから、何かを変えたい。厳しい環境で自分のお尻を叩くつもりで福岡に来た」。5月で27歳。MF成岡翔は新天地・福岡に勝負を懸ける。

 類いまれなテクニックを武器にU―15から世代別代表に名を連ね、磐田では21歳で10番を背負った。だが、04年アテネ五輪は本戦でメンバーから外され、A代表招集は1度もない。アテネ五輪予選を戦ったMF松井(グルノーブル)、磐田で2トップも組んだFW前田、藤枝東で1学年上だったMF長谷部(ボルフスブルク)ら同世代は次々と代表に定着。「代表に入りたい。今の代表は結果を出せば必ず呼んでもらえる」。昇格組の戦いがイバラの道と分かっているからこそ、磐田の残留オファーを断った。

 昨季15得点のMF永里が甲府に、同9得点のFW大久保が山形に流出し、攻撃の再構築が最重要課題。篠田監督も「成岡は技術が高く、ボールを持てば非常に面白い」と柱としての期待をかける。福岡の前身は幼少期の成岡が地元クラブとして慣れ親しんだ「藤枝ブルックス」。「チームが移転した先に僕が入るのも何かの縁。王様になるくらいの中心的存在になりたい」。背番号19で出直すネービーのユニホームを、必ずサムライブルーに変えてみせる。 

 ◆成岡 翔(なるおか・しょう)1984年(昭59)5月31日、静岡県島田市生まれの26歳。4歳でサッカーを始め、藤枝東2年でインターハイ優勝、全国高校選手権準優勝。03年磐田入り。01年U―17世界選手権(現U―17W杯)、03年世界ユース選手権(U―20W杯)、04年アテネ五輪予選に出場。J1通算163試合22得点。1メートル75、72キロ。血液型A。利き足は両足。

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