×

W杯でV争い!ザック監督「ア杯が到達点ではない」

[ 2011年2月22日 06:00 ]

3本締めを初体験するザッケローニ監督(左から4人目)

 イタリアで休暇中だった日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が21日、1泊2日の強行日程で来日し、都内のホテルで開催されたアジア杯制覇、アジア大会男女優勝の祝賀パーティーに出席した。壇上でのあいさつでは、14年W杯ブラジル大会で優勝争いに加わることを宣誓し、サッカー関係者を驚かせた。指揮官は22日に帰国し、3月初旬に再来日する。

 その瞬間、一斉に会場内がどよめいた。母国イタリアで休暇を過ごしていたザッケローニ監督は1泊2日の強行軍で祝賀パーティーに駆けつけると、すかさず壇上に上がった。大歓声がどよめきに変わったのは、その直後だ。

 「(われわれは)アジア杯を制したが、これが到達点ではない。私の使命は日本サッカーの成長。14年W杯ブラジル大会では世界のトップを争う実力のあるチームとして戦いたい」。

 母国でアジア杯制覇の余韻を予想以上に感じたことも大胆発言に拍車をかけた。「アジア杯はイタリアでも多くの人が注目していた。だからこそ長友もインテルに移籍した。来年はもっと多くの日本人が欧州に渡るはず」。パーティーの最後には、壇上で日本伝統の「三本締め」にも初挑戦した指揮官。直前に手拍子をレクチャーされただけとあってさすがにたどたどしい手つきだったが、日本をけん引する足取りに乱れはない。

 ≪豪華160人が出席≫この日の祝賀パーティーは、もともと昨年11月の広州アジア大会でのU―21日本代表と女子日本代表の金メダル獲得を祝うために計画されていたもので、1月にアジア杯を制した日本代表も加わって盛大な合同パーティーとなった。日本代表のザッケローニ監督、DF今野、GK権田(ともにJ2FC東京)をはじめ、U―22日本代表の関塚監督、女子日本代表の佐々木監督ら関係者160人が出席した。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月22日のニュース