連係課題も…長友“超速”カウンターで先制呼んだ!

[ 2011年2月18日 06:00 ]

<フィオレンティーナ・インテル>オウンゴールで先制し、スナイダーの肩を叩きながら笑顔を見せる長友

 インテル・ミラノは16日、アウェーでフィオレンティーナに2―1で勝った。日本代表DF長友佑都(24)は移籍後初めて先発。左サイドバックで後半27分までプレーし、前半6分に果敢なオーバーラップから相手オウンゴールによる先制点に絡むなど豊富な運動量で貢献した。前節まで他チームより試合消化が1試合少なかったインテルは、勝ち点3を積み上げ4位から3位に浮上。首位ACミランに勝ち点5差とした。

 持ち味の豊富な運動量が得点につながった。前半6分だった。自陣のゴール前で相手CKのこぼれ球をヘディングで競り合い、前線にクリアした長友が猛然とダッシュ。ボールを拾ったスタンコビッチからパスを受けたエトオが右サイドをドリブルで独走する横を駆け上がり、ゴール前へと詰める。ここにエトオがグラウンダーで入れたクロスが、相手DFに当たってゴールネットを揺らした。自陣のゴール前から相手ゴール前へ。一気に攻め上がった長友のスピードが、貴重な先制ゴールを生んだ。

 「まだまだミスを減らさないといけない。前半もミスが多かったし、硬い部分もあった。自分の思っているのと逆に(味方が)動いたりする。コミュニケーションは、やりながらでないとやはり無理」

 得点に絡むなど及第点の動きを見せた長友だったが、反省ばかりが口をついた。移籍後出場3試合目で初の先発。周囲との連係は未完成。左サイドを突破されるシーンもあった。クロスも精度を欠き、カウンターを受ける原因にもなった。

 だが、前半39分には中央に切れ込んで右足でシュートを放つなど見せ場もあった。世界王者に徐々に溶け込んでいる。「時間がたつにつれて良くなっていったし、コミュニケーションも取れてきた。僕も(インテルに)入って、初めての先発だったし、まだまだ良くなっていくと思う」と手応えもつかんでいた。

 動きが悪くなってきた後半27分にカルジャと交代したが、レオナルド監督に代わって会見を行ったバレージ助監督は「長友を信頼して先発させた。初先発としては申し分ない」と高い評価を与えた。むろん、スタメンを勝ち取るにはさらなるレベルアップが必要。長友自身もそれを理解している。「まだ全然ですね。やるべきことが多いし。できた部分もありますけどね」。19日にはカリアリ戦、そして23日には欧州CL決勝トーナメント1回戦のバイエルン・ミュンヘン戦が控える。初の大舞台で先発に名を連ねるため、長友は立ち止まらない。

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