メッシ「世界一」譲らん!土壇場PKで白黒はっきり

[ 2011年2月11日 06:00 ]

<アルゼンチン・ポルトガル>C・ロナウド(左)を右手でブロックしながらドリブルするメッシ

 国際親善試合が9日に各地で行われ、アルゼンチンがポルトガルを2―1で下した。FWリオネル・メッシ(23=バルセロナ)が先制アシストと決勝PKを記録。1得点で途中交代したポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウド(26=レアル・マドリード)をしのぐ活躍でチームを勝利に導き、注目された相手エースとの代表初対決を制した。

 残り1分で得たPKをアルゼンチンのエースが左足で冷静に決めた。1―1からゴール左隅を狙い澄ました決勝点。メッシは夜空を見上げながら両手の人さし指を突き上げ、喜びをかみしめた。

 「PKはいつも自分で蹴るんだ。僕の義務。それを果たせた。素晴らしいゲームをしたと思う」

 主将としてポルトガルを率いたのはレアルのC・ロナウド。バルセロナのメッシとは24得点でスペインリーグの得点ランク首位に並び、近年は常に比較の対象とされてきた。代表では意外にもこの日が初対決で、85カ国以上に生中継された注目対決。「メッシ対ロナウドの試合ではない。互いにチームのためにプレーした」と強調したメッシだが、結果的に自らチームに勝利をもたらす好パフォーマンスを見せた。

 前半14分にゴール右から自ら切れ込んで絶妙のパスを出し、ディマリアの先制点をアシスト。試合会場のスイスはポルトガル系住民が多く、開始直後からアウェーさながらの空気が漂った中、3トップの中央で時には引いた位置から攻撃も組み立て、リズムをつくった。

 スイス入り後、体調不良で練習を休んだが、この日はC・ロナウドが後半15分に退いた一方で志願のフル出場。「バルサと同じポジションでボールに触れる機会が多く、プレーしやすかった。アルゼンチンは終始ボールを支配していた」。手応え十分のエースにバティスタ監督も「偉大な選手がそろってプレーするのを見るのは楽しいものだが、きょうはメッシが一枚上だった」と喜んだ。

 国内リーグは得点王で並ぶ2人だが、代表を含む今季通算はメッシ42得点に対してC・ロナウドは37得点。08年世界最優秀選手だったポルトガルのエースから09、10年と「世界一」の称号を奪ったメッシが、あらためて勢いの差を見せつけた。

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