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高原の相棒?ライバル? 清水が“翔布陣”テスト

[ 2011年2月9日 12:52 ]

練習で思い切りのいいシュートを放つ清水FW伊藤翔

 鹿児島キャンプ中の清水は、9日、J2FC東京と練習試合を行う。アフシン・ゴトビ監督(47)の“初陣”でFW伊藤翔(22)が新エースに名乗りを上げる。

 高原の相棒か、それとも高原のライバルになるのか。いずれにしてもFW伊藤が、今季のキーマンになりそうだ。前日7日の紅白戦で高原が1トップのFW、伊藤がトップ下を担ったが、8日午前の戦術練習ではFW伊藤、トップ下に高原の逆バージョンをテスト。午後のミニゲームではFWが伊藤、トップ下には小野を配置した。

 ゴトビ監督は「練習試合は多くの選手を(主力組で)使う。すべての選手にとってチャンス」とキャンプ中の3回の練習試合でさまざまな布陣をテストする方針だが、今季から背番号14を着ける“清水のアンリ”の評価が高まっていることは間違いなさそうだ。

 昨年6月にグルノーブル(フランス)から清水入り。初めてのJで守備面に課題を残し、リーグ戦出場は途中からの2試合だけ。今季は監督の期待を強く感じていることもあり、練習後に小野や高原らにアドバイスを求めるなど、積極性が目立つ。「2人がいることで空気が締まるが、それでものびのびやらせてもらっている。ボクなんか中学のころ、テレビで見ていた人たちですから」と伊藤。そうしたメンバーの中で「監督のやろうとしているサッカーは楽しい。その上で自分の良さを出していきたい」とまずは実戦でアピールしていく。

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2011年2月9日のニュース