長友 欧州8クラブから“横やりオファー”届いた!

[ 2011年2月2日 06:00 ]

インテル・ミラノへの移籍が決まり、報道陣の質問に答えるサッカー日本代表の長友

 チェゼーナの日本代表DF長友佑都(24)が世界的な名門インテル・ミラノに移籍市場の閉まる3分前に電撃移籍した。今季終了までのレンタル移籍後に5年契約で完全移籍となるオプション付きで、推定年俸180万ユーロ(約2億円)、移籍金は600万ユーロ(約6億7000万円)という破格の条件がついた。2日にチームに合流し、4日に入団会見が行われる。デビューが見込まれる3日のアウェー・バリ戦は、日本のCS放送でも急きょ生中継されることが分かった。

 移籍市場が閉じる3分前の電撃合意だった。推定年俸はチェゼーナの35万ユーロ(約4000万円)の約5倍となる180万ユーロ。しかも半年間のレンタル移籍後、超大型の5年間という買い取りオプションまでついた。その事実は名門インテルから即戦力として期待されている証だ。「全く予期してなかった。世界王者のインテルに加入できることに幸せを感じる」。急きょミラノ入りした長友も驚きを隠せなかった。

 まさに電光石火だ。長友がアジア杯制覇の余韻とともにチェゼーナに戻った30日夜、インテルのブランカGMがチェゼーナのミノッティ強化部長に電話で獲得意思を伝えた。31日朝に交渉がスタート。モラッティ会長も直接出馬した。関係者によれば、サイン直前にも欧州8クラブから“横やりオファー”が届いたという。各クラブが壮絶な攻防を繰り広げた。

 長友を射止めたインテルの評価は10億円超。インテルより先にオファーしたACミランに対し、チェゼーナ側は11億円の移籍金を要求したがまとまらなかった。インテル側は6億円超の移籍金に加え、イタリア代表の次代を担う逸材と期待されるDFサントンを説得してチェゼーナにレンタルで放出し、付加価値を合わせ10億円以上とした。欧州にパイプを持つ関係者は「サイドバック(SB)の選手にここまで払えるのは世界でも9クラブだけ」と言う。アジア杯制覇から48時間でシンデレラボーイとなった。

 「W杯で対戦したエトオ、スナイダーは知ってる。インテルでは初の日本人。誇りに思うし、ここでもできることを証明したい」と長友。サッカー界の“佑ちゃん”が世界最強軍団とともにピッチに立つ。

 ≪長友の電撃移籍まで≫

 ▽31日午前 イタリア各紙が「長友がインテル・ミラノに移籍か」と報じる。

 ▽午後1時18分 ガゼッタ・デロ・スポルト紙(電子版)が、インテル・ミラノの事務所でインテルとチェゼーナのトップ会談中と報道。

 ▽午後3時24分 同紙が、長友はミラノに向かいチェゼーナを出発と伝える。 

 ▽午後5時4分 同紙が、長友のインテル移籍が秒読みと報道。

 ▽午後6時20分 長友がインテルの事務所に入る。

 ▽午後6時57分 移籍期限の3分前に、長友のインテルへのレンタル移籍成立。

 ▽午後8時30分 長友が事務所から姿を現し、報道陣の取材に答える。(時間は現地時間)

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