川島、スーパーセーブ連発!守備陣が魂の完封

[ 2011年1月30日 06:00 ]

アジア杯決勝 日本1-0オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 スーパーセーブを連発した。0―0で迎えた後半27分。DFラインの裏に抜け1対1となったFWキューウェルのシュートをGK川島永嗣は右足一本ではじいた。42分にもゴール前に飛び出したキューウェルに向かって猛然と飛び出し、シュートを防いだ。鋭い攻撃を仕掛けてくるオーストラリア相手に、川島を中心とした守備陣の集中力は90分間、一瞬たりとも途切れず、そのまま延長戦に突入した。

 守護神は尻上がりに調子を上げてきた。1次リーグ、シリア戦では連係ミスもあり一発退場。出場停止明けのカタール戦ではミスから直接FKを決められた。関係者によると、カタール戦後、自らの不調を感じ取っていた川島の言葉数は極端に減り1人で何かを考えることが多かったという。

 そんな川島を救ったのが信頼を寄せたイタリア人指揮官の存在だった。「落ち着いてやれば問題ない」。ザッケローニ監督からそう声をかけられたGKは「言葉だけじゃなく、振る舞いまでも信頼を感じる。GKは特別なポジションだと思うし、信頼に応えたい」とモチベーションを上げた。準決勝の韓国戦ではPK戦でスーパーセーブを連発。ザッケローニ監督からは「ミスのないGKはいない。でも川島はミスの少ないGKだ」と決戦に送り出されていた。

 延長戦でオーストラリアは前半の開始直後から力ずくの攻めを仕掛けてきた。それでも、吉田、途中出場した岩政らDFが体を張った。11分には川島が好判断の飛び出しでカーヒルともつれ合いながらクロスをキャッチ。3分後にはクルーズのヘディングシュートを右手一本ではじいた。守備陣は日本の得点を信じて体を張り続けた。

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