ザックジャパン、南米選手権も“ぶっつけ本番”

[ 2011年1月30日 06:00 ]

日本代表・ザッケローニ監督

 日本代表がゲスト出場する7月の南米選手権にぶっつけ本番で臨むことになった。J1リーグ中断前の最後の試合が6月25日に予定されているため、7月2日の1次リーグ初戦コロンビア戦までに練習試合を組むことを断念。十分な準備ができないまま、南米の強豪と真剣勝負を行うことを余儀なくされた。アジア杯を終えた日本代表は31日に帰国する。

 Jリーグとの日程調整という永遠の課題が、またもザックジャパンに立ちはだかる。7月の南米選手権の1次リーグは2日にコロンビア戦、7日にボリビア戦、11日にアルゼンチン戦を行う。ザッケローニ監督は開幕前に現地で練習試合を行う意向を持っていたが、関係者は「練習試合を組むのは日程的に厳しい。コロンビア戦はぶっつけ本番になる」と明かした。

 J1リーグ中断前の最後の試合が6月25日に組まれていることに加え、開催国アルゼンチンまでの移動には乗り継ぎを含めて30時間以上を要する。試合翌日の6月26日に日本を出発しても、現地入りは27日。昼夜逆転するマイナス12時間の時差などを考えると、到着からコロンビア戦までの間に試合を強行すれば、逆にコンディションを崩すリスクもあり、日本協会はマッチメークをしない方針を固めた。

 アジア杯も万全の状態で臨めなかった。元日に決勝が行われる天皇杯、欧州リーグとの日程の関係で選手の足並みがそろわず、コンディションはバラバラ。昨年12月27日からの国内合宿はわずか10人(サポートメンバー除く)でのスタートだった。ドーハ入り後の練習試合の計画も、選手の体調を考えて最終的に断念。1次リーグで格下ヨルダンにドロー発進するなど準備不足を露呈した。

 アジア杯では試合を重ねるごとに調子を上げた日本だが、南米選手権の対戦国は強豪ばかり。前回出場した99年パラグアイ大会では1次リーグ1分け2敗と惨敗した。日本協会は、移動を時差調整のしやすい中東経由の西回りにする計画を立てるなど最善を尽くすが、わずかな隙が致命傷になりかねない。南米勢との真剣勝負。アジア杯で劇的な試合を重ねて精神的な強さを見せたザックジャパンの真価が問われる。

 ◆日本の99年南米選手権パラグアイ大会VTR トルシエ監督の下、南米選手権に初出場した。1次リーグ初戦はペルーに2―3で逆転負け。呂比須のゴールで先制したが、終盤に3失点を喫して黒星発進となった。第2戦は開催国のパラグアイと激突。完全アウェーの雰囲気にのまれて0―4で大敗した。第3戦はボリビアに1―1のドロー。後半30分に呂比須が同点弾を決めて意地を見せたが、1分け2敗でA組最下位。決勝トーナメント進出はならなかった。

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