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言い放った香川のライバル「日本を怖いとは思わない」

[ 2011年1月25日 08:54 ]

日本との準決勝に向けて調整する韓国の朴智星(右)と具滋哲=

アジア杯準決勝  日本―韓国

(1月25日 カタール・ドーハ)
 韓国は試合会場ではなく、ピッチ整備の行き届いた普段の練習会場で調整した。趙広来監督は「大会随一の試合になる」と力を込めたが、笑顔の目立つ選手たちに気負いはなさそうだった。

 朴智星を筆頭にJリーグ経験者が多く、情報交換しながらチーム全体が日本選手の特徴をつかんでいる。昨年、ワールドカップ(W杯)前に2戦して韓国が2勝したが、朴智星は今大会の日本を「W杯前とは変わった。もっと自信を持ってプレーしている」とみる。

 攻撃力のある右サイドバックの車ドゥリも、延長戦の末にイランを退けた22日の準々決勝の直後に「日本戦はもっと水準が高くなる」と話した。香川ら新戦力の台頭で、活性化した新生日本の力を認め、接戦を覚悟している様子だ。

 それでも大会最多4得点を挙げている21歳のMF具滋哲が「日本を怖いとは思わない。普段の力を出せれば大丈夫」と言うように、練習で軽快に動く選手たちには余裕が漂った。表情や体の切れから中2日の疲れは見られず、日本戦もいつも通りに立ち上がりから全力で攻め込みそうだ。(共同)

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2011年1月25日のニュース