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ザック監督、準備万端!「特別な戦術を用意」

[ 2011年1月25日 06:00 ]

公式会見の出入りで顔を合わせた韓国・趙広来監督(右)と笑顔を見せるザッケローニ監督

アジア杯準決勝 日本―韓国

(1月25日 カタール・ドーハ)
 日本代表ザッケローニ監督が大一番に向け、チームに“走れ指令”を出した。韓国戦前日の公式会見。指揮官は「ミスなど小さなことが勝敗を分ける。韓国も日本もこの試合に向けて特別な戦術を用意しているはずだ」と試合展開を予想。その上で「日本が勝つには、休むことなく、どれだけ90分間戦えるか(が重要)」とさまざまな意味でのスタミナがカギになるとした。

 アジアのライバル対決。イタリア人指揮官もこの試合の重要性を知っている。ブラジル―アルゼンチン、イタリア―ドイツを引き合いに出し「日韓戦は、そういった比較も可能な試合」と互いの意地がぶつかり合う一戦であると表現した。戦術家として知られるザッケローニ監督だが、この種の試合では戦術よりも精神力が重要となることを強調した。

 準備も怠っていない。試合2日前の23日を急きょ完全オフにした。その決断について指揮官は「これまでの4試合中2試合で1人少ない10人での戦いを強いられた。選手はメンタル面での消耗が激しかった」とフィジカル面の回復より、精神面のリフレッシュが目的だったことを明かし「試合に向け、あまりにもナーバスになると、それが大きなミスを招くことがある」と説明した。

 準々決勝のカタール戦で劇的勝利を収めたことで「カンピオーネ(優勝)を狙う?そんなことは言うまでもない」と優勝を確信した指揮官。この日も「準備は整った」と万全を強調。決勝進出をかけた大一番へ揺るぎない自信をのぞかせた。

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2011年1月25日のニュース