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日本戦が代表100試合目…朴智星「勝ちたいだけ」

[ 2011年1月24日 18:19 ]

イラン戦でクロスを上げる韓国の朴智星

 サッカーのアジア・カップの準決勝で、25日に日本とぶつかる韓国は、かつてJリーグの京都でプレーしたMF朴智星(29)が主将を務める。今大会限りでの代表引退を示唆している上、ちょうど代表100試合目となるが「そういうことは考えたくない。勝ちたいだけ」と、チームリーダーとしての責任感を胸に闘志を燃やしている。

 京都では日韓でワールドカップ(W杯)を共催した2002年度の天皇杯全日本選手権の優勝に貢献。その後、オランダ1部リーグを経由して、05年7月にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に加入した。世界屈指の強豪クラブで主力へと羽ばたいた。

 決定力もあるアジアを代表するアタッカーは、今大会の全4試合に先発出場。巧みな突破や優れた状況判断のパスで存在感を示したが、得点はない。22日の準々決勝は立ち上がりの絶好機で左足ボレーを空振りするなど、攻撃面はやや精彩を欠く。それでも果敢なスライディングタックルでピンチの芽を摘むなど守備の要所では大黒柱らしい働きぶりだ。

 成長の出発点となった日本との対戦が代表ユニホームでは最後の姿となるのか。「両方ともいいプレーをしているので、いい試合になる。アジアの中では一番強いチーム同士であることを見せたい」と意気込みを示した。(共同)

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2011年1月24日のニュース