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韓国ナメてる!指揮官「恐れたこと1度もない」

[ 2011年1月24日 06:00 ]

<韓国・イラン>延長前半ロスタイム、途中出場の尹ビッガラム(右)が決勝ゴール

アジア杯 準決勝 韓国―日本

(1月25日 カタール・ドーハ)
 ザックジャパンが“アジアの虎”になめられた。準決勝で日本代表と対戦することになった韓国代表が、16強入りした10年W杯南アフリカ大会のチームと比べ「弱くなった」などと見下していることが分かった。

 22日のイランとの準々決勝は終始主導権を握る展開も、決定力を欠き延長に突入。それでも延長前半ロスタイムに、後半途中から投入されたMF尹(ユン)ビッカラムが決勝弾となるミドルシュートを決め1―0で逃げ切った。120分の激闘を終えた直後は、ザックジャパンへの好印象を口にした。日韓戦で国際Aマッチ通算100試合出場となるMF朴智星(パクチソン)は「W杯前とは変わった。自信を持ってプレーしている。新しい選手もいろいろな経験をして自信をつけた」と警戒を強めていた。

 だが、本音は違った。関係者によると、韓国代表は21日の日本―カタール戦をチーム全員でテレビ観戦。ある韓国選手によると、その際に「W杯より悪くなっている」「昨年10月にやったときより力は落ちている」「パスが全然回らなくなっている」などと酷評したという。司令塔のMF寄誠庸(キソンヨン)は韓国紙中央日報の取材に「何も必要ない。精神的には戦争だと考える」と答えた。絶対に負けられない相手だからこそ闘志をむき出しにした。

 Jリーグでのプレー経験がある選手も多く、C大阪のGK金鎮鉉(キムジンヒョン)は「こっちは日本の特徴を知っている人がたくさんいる」と不敵な笑みを浮かべた。趙広来(チョグァンレ)監督も「私は日本を恐れたことは一度もないし、それはコーチも選手も同じ」と自信満々。準決勝まで中2日で、日本より調整日数が1日少ないが、韓国代表は勝利を確信している。

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2011年1月24日のニュース