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正GK争いにわかに熱!気迫の川島、安定の西川

[ 2011年1月20日 18:18 ]

 サッカー日本代表のGKの先発争いが、にわかに熱を帯びている。アジア・カップ1次リーグ第2戦のシリア戦途中に川島(リールス)が退場となり、それ以降、日本のゴール前を守った西川(広島)が安定感を感じさせるプレーを披露。準々決勝のカタール戦でザッケローニ監督がどちらを起用するかが一つの注目点だ。

 大舞台での経験には川島に一日の長がある。昨年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会直前に正GKの座を獲得。気迫あふれるプレーでチームの16強進出に貢献した。出場停止が明けるカタール戦では当然、ピッチに立つつもりで「自分の仕事はゴールを守ること」と気合を入れた。

 日本の守護神には長年、ベテランの川口(磐田)楢崎(名古屋)が君臨。1998年W杯フランス大会から2006年W杯ドイツ大会まで交互に正GKを務めた。2人の争いを間近で見てきた西川は「練習中からお互いがピリピリして、いい緊張感があった」と言う。今の川島、西川にもその相乗効果が期待される。

 川島に劣る点は、と問われた西川は「特にない。自分の理想のGKに近づくためにやっていきたい」と負けん気をのぞかせた。27歳の川島と24歳の西川。ドーハの地で激しくしのぎを削る。(共同)

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2011年1月20日のニュース