イラク8強「空回りしないよう落ち着かせるのがいつも大変」

[ 2011年1月20日 11:12 ]

サッカーアジア杯の1次リーグD組で北朝鮮を下し、喜ぶイラクの選手たち

アジア杯1次予選D組 イラク1―0北朝鮮

(1月19日 カタール・ドーハ)
 スタンドに無数の国旗が舞う。カタール在留のイラク人の観客、そして国内外でプレーする代表選手たちが一体感に包まれた。熱狂的な声援を浴びた前回王者イラクが前半の先制点を粘り強く守り抜き、勝利と準々決勝への切符をもぎ取った。

 引き分けでも8強進出を決められたが、立ち上がりから果敢に攻めた。前半22分、ムスタファのミドルシュートがGKにはじかれたこぼれ球を詰め寄ったケラルが右足で蹴り込んだ。

 戦後復興へ歩を進めるイラクには国内リーグがある。だが施設の不備などでアジア・チャンピオンズリーグへの出場資格を与えられないなど選手の待遇は悪い。当然、好選手は国外へ流出する。

 殊勲のケラルはイランでプレーし、ムスタファや主将のユーニス、ナシャトらはカタールのクラブに所属する。代表チームでの試合は愛国心を示す貴重な場だ。中東での経験豊富なドイツ人のジドカ監督は「空回りしないよう落ち着かせるのがいつも大変だが、きょうは指示通りに仕事をしてくれた。プロの集団になってきた」と感慨に浸った。(共同)

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