×

香川「合わせるとか きれいとかではなく もっと強み出す必要ある」

[ 2011年1月16日 16:40 ]

サウジアラビア戦に向けた練習中、ザッケローニ監督(左)と話す香川

アジア杯  1次リーグB組 日本―サウジアラビア 

(1月17日
カタール・ドーハ)
 笑みは少ない。言葉の端々からサウジアラビア戦に向けた決意がにじみ出る。21歳のMF香川(ドルトムント)は「僕は結果を残すしかない。次の試合は本当に大事」と語気を強めた。

 昨夏に移籍したドイツ1部リーグでは、首位に立つチームで8得点。代表では初めて背番号10をつけ、期待を一身に背負って臨んだ今大会だった。だが第1戦、第2戦では、「ふがいない」と歯がゆさを隠さないように、期待に応えたといえるほどの輝きは放てなかった。13日のシリア戦では、後半20分にベンチへ退く屈辱も味わった。

 トップ下に座るドルトムントとは違う攻撃的左MFのポジション、守備を固める相手に対してスペースのない中でのプレー、周囲との連係不足…。指摘されるさまざまな不振の理由を受け入れた上で、こう言った。「周りに合わせるとか、きれいなサッカーとかではなく、もっと個人としてストロングポイント(強み)を出す必要がある」

 15日の練習後、ザッケローニ監督から「自由に、好きなプレーをしていい」と伝えられた。日本の1次リーグ突破が懸かった一戦で真価が問われる。(共同)

続きを表示

2011年1月16日のニュース