×

イラン「死の組」突破 指揮官豪語「この選手たちの潜在能力すごい」

[ 2011年1月16日 16:25 ]

1次リーグD組で北朝鮮を1―0を下し、喜ぶイランの選手たち=ドーハ

アジア杯1次リーグD組 イラン1―0北朝鮮

(1月15日
カタール・ドーハ)
 前回覇者イラクと昨年のワールドカップ(W杯)に出場した北朝鮮を連破し、1次リーグ最終戦を残して8強への切符を手にした。D組を「死の組」と表現したイランのゴトビ監督は「突破は快挙。選手を誇りに思う」と達成感に浸った。

 シュートはわずか3本と攻めあぐねたが、辛抱して勝機をつかんだ。後半17分、スローインから左タッチライン沿いを縦に抜けたヌーリがセンタリング。相手DFを振り切ってゴール前に駆け込んだアンサリファルドが、ふわりと宙を舞って右足のボレーで決勝ゴールを奪った。

 タレント豊富だった1998年のW杯代表をほうふつとさせるチームだ。20歳のアンサリファルドは当時のエースだったダエイほどの威圧感こそないが、恵まれた体格を生かして一人で局面を打開できる。小兵だが機動力を生かして攻撃を活性化させるモバリとレザエイは、アジジとマハダビキアの系譜を継ぐ。

 昨年のW杯出場を逃すなど低迷したが、アジア杯を唯一3連覇した西アジアの雄にかつての風格が戻ってきた。ゴトビ監督は「この選手たちの潜在能力はすごい。大いに期待してほしい」と豪語した。(共同)

続きを表示

2011年1月16日のニュース