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敗退決定も侮れないサウジ 日本代表 攻守に成熟試される一戦

[ 2011年1月16日 15:04 ]

サウジアラビア戦に向け、調整する日本代表イレブン。右端はザッケローニ監督

アジア杯  1次リーグB組 日本―サウジアラビア 

(1月17日
カタール・ドーハ)
 サウジアラビアは2連敗ですでに1次リーグ敗退が決定。日本は勝つか引き分ければ、自力で8強入りが決まる優位な立場にある。第1、2戦ともに、ややばたついた試合が続いた日本にとっては、内容を伴った戦いで準々決勝以降に向け自信を深める一戦としたい。

 ただ、ワールドカップ(W杯)に4度出場し、アジア杯でも過去最多の3度の優勝を誇るサウジの地力は侮れない。日本は立ち上がりに気を付け、早く自分たちのリズムをつくりたい。

 第2戦のシリア戦で改善の兆しが見えた攻撃を磨くことが肝要だ。サウジはヨルダン、シリアのように極端にゴール前を固めてくることはないだろう。スペースのある中で香川、本田圭の攻撃的MF陣がどんな動きを見せるか。シリア戦で苦戦の理由になった決定力不足の改善も求められる。

 守備陣にとっても連係の成熟度が試される。過去2戦は主に相手の逆襲に注意を払っていたが、サウジ戦では攻め込まれる時間帯もあるだろう。今野、吉田のセンターバック陣に両サイドバック、守備的MFが組織的に守り対応したい。(共同)

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2011年1月16日のニュース