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ベテラン主体の豪州 注目の一戦でアピール 元浦和監督は誇らしげ

[ 2011年1月15日 08:09 ]

<オーストラリア・韓国>競り合う韓国の朴智星(左)とオーストラリアのジェディナク

アジア杯1次リーグC組 オーストラリア1―1韓国

(1月14日
カタール・ドーハ)
 大洪水の続くオーストラリアのクイーンズランド州に対して試合前に黙とうがささげられた一戦で、腕に黒いバンドを巻いたベテラン主体のオーストラリアが持ち味を発揮して韓国と引き分けた。昨年8月から指揮するオジェック監督は、1次リーグで最も注目の高い対戦を「とても水準が高く、アジアを世界にアピールできた」と誇った。

 かつてJ1浦和をアジア制覇に導いた知将は、アジアでの戦い方を熟知する。「韓国は中盤でつながせると危険。自由にパスを回させないように指示した」。前半24分に先制されたが、その後は粘り強い守備陣が朴智星らの突破をはね返した。

 0―1の後半17分、相手陣に深く攻め上がったDFニールが左クロス。ゴール前で待ち構えたMFジェディナクがGKに競り勝ち、頭で決めた。ともに守備的な選手だが、機を見て攻め上がった判断力が光った。

 2006年ワールドカップ(W杯)で16強入りした後は世代交代が進まず、この日の先発の7人が30歳以上だ。32歳のキューウェルは「スピードとパワーはまだ通用する自信がある。感触はすごくいい」と優勝を狙っている。(共同)

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2011年1月15日のニュース