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世界No.1実証!メッシ“御礼”ハット!

[ 2011年1月14日 06:00 ]

ベティス戦でゴールを決め、喜ぶメッシ

 受賞御礼ハットだ。スペイン国王杯準々決勝第1戦の2試合が12日に行われ、2季ぶりの優勝を目指すバルセロナは5―0で2部ベティスに先勝。10日に10年の世界最優秀選手「FIFAバロンドール」を獲得したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(23)が3得点を挙げて、受賞に対する批判の声を封じ込めた。第2戦は19日に行われる。

 世界最優秀選手にふさわしい力を見せつけた。FWメッシがFIFAバロンドールを受賞してから初の公式戦で、バルセロナで8度目となるハットトリックをマークした。まずは前半44分に先制点となる技ありループ弾。後半17分にFWビジャのスルーパスから一度GKにはじかれたボールを押し込み追加点。同28分にはMFシャビのスルーパスを流し込んで、3得点を全て“黄金の左足”で決めた。

 圧巻のプレーで批判を吹き飛ばした。試合前のセレモニーではFIFAバロンドールのトロフィーを掲げ「バルサファンにトロフィーを披露できてうれしい。この賞はチーム全員のもの」と喜びを分かち合った。約6万人のサポーターからは大喝采を浴びたが、受賞直後にはスペインメディアを中心に批判の声が伝えられていた。アス紙は「シャビとイニエスタがいなければ、メッシは同じ活躍はできなかったはず」と報じ、スペインをW杯優勝に導き3人の最優秀候補に残ったシャビとイニエスタの落選に疑問を呈した。年間最優秀監督に輝いたRマドリードのモウリーニョ監督も「シャビ、スナイダー、ミリト(ともにインテル・ミラノ)が受賞すべきだ」とコメントしていた。

 この日の3得点を加えて、今季公式戦27試合で通算31得点。RマドリードのC・ロナウドの27試合30得点を抜いてスペインでトップに立ち、記録でも“最高の選手”であることを証明した。バルセロナのDFダニエウ・アウベスは「きょうの結果で論争は終わるはず。誰がバロンドールにふさわしいか分かっただろう」と同僚を擁護した。

 エースに導かれたチームは、9月11日にリーグ第2節エルクレスに0―2で敗れて以来27戦負けなし。オランダ代表MFクライフを擁した73~74年のクラブ記録に並んだ。「これからもバルサファンとアルゼンチンファンの勝利のために戦っていきたい」と力強く宣言したメッシ。世界No・1は誰にも止められない。

 ≪恋人とは破局…「今は彼女がいない」≫メッシが恋人のアントネージャさんと別れたことが分かった。母方の祖父であるアントニオ・クチティニ氏が地元アルゼンチンのラジオで「今は彼女がいないよ」と暴露したもの。アントネージャさんはメッシの幼なじみで3年ほど前から交際。W杯南アフリカ大会を現地で応援し、W杯後は一緒にブラジル、メキシコでバカンスを楽しんでいた。その後破局を迎えフリーとなったようだ。

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