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太いパイプ通じて続々 目立つ日本代表クラスのドイツ移籍

[ 2011年1月14日 07:19 ]

 サッカーの日本代表クラスが、ドイツ・リーグに挑む傾向が顕著だ。今冬も槙野と細貝が移籍。既に1部では香川(ドルトムント)ら4人の日本選手がプレーしており、太いパイプを通して今後も増えそうだ。

 槙野はケルンに新天地を求めた。細貝はレーバークーゼンへ渡り、まずは2部のアウクスブルクに貸し出されて経験を積む。

 槙野はかつて稲本(川崎)がフランクフルトに移ったときと同様、代理人のクロート氏らを通じて移籍を実現させた。同じルートの中沢(横浜M)はワールドカップ(W杯)のために2005年にドイツ移籍寸前で断念したが、槙野の場合は最良のタイミングだった。

 香川は、クロート氏が高原(清水)から推薦を受けた。かつて高原のドイツでの移籍を仲介した間柄で、同氏がJリーグの試合を視察して気に入り、ドルトムントに売り込んだ経緯がある。

 細貝には浦和の先輩、長谷部が所属するウォルフスブルクも興味を示していた。ドイツに詳しい浦和関係者に勧められて移籍先を決めた長谷部は、浦和や代表チームの後輩にもドイツ挑戦を進言。内田(シャルケ)もその一人だ。ウォルフスブルクで長谷部を指導したのがシャルケのマガト監督で「監督の厳しい練習で鍛えられたいと思った」と話している。

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2011年1月14日のニュース