×

ザック監督“おにぎり指令”で疲労回復だ!

[ 2011年1月12日 06:00 ]

コーチ陣と話すザッケローニ監督(中央)

アジア杯1次リーグB組 日本―シリア

(1月13日 カタール・ドーハ)
 日本代表ザッケローニ監督が短期決戦でポイントとなる選手の疲労回復を促進するために秘策を導入した。今大会から試合直後のロッカールームで、選手に特大おにぎり2個を食べるよう義務づけた。

 イタリアのクラブで監督を務めていた際にはパスタを用意していたが、日本仕様にアレンジ。ロッカールームでは同時にオレンジやプロテインも提供される。板倉料理学院の薬膳研究家、板倉啓子院長は「運動の直後に炭水化物とたんぱく質を摂取することは非常に効果的。(炭水化物が分解された状態の)ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源で、脳から筋肉の疲労回復を促す的確な指令が出るようになります」と説明した。

 チームはドーハに日本米を大量に持ち込み、具材の種類もサケ、昆布など豊富に取りそろえた。既に9日のヨルダン戦後から開始されており、FW李忠成は「試合直後に、おにぎりをがっつり食べるのはきついですけど、味はおいしいですよ」と語った。今大会は決勝まで進めば、21日で6試合の過密日程。天皇杯の影響などで選手のコンディションにばらつきがあるだけに、“おにぎり効果”にかかる期待は大きい。

続きを表示

2011年1月12日のニュース