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吉田麻也「もう少し攻撃の組み立てにも加わらないと」

[ 2011年1月11日 10:51 ]

ヨルダン戦から一夜明け、本田圭佑(右)らと軽めの調整をする吉田麻也(中央)

 サッカーのアジア・カップで1次リーグB組の日本は13日(日本時間14日未明)に第2戦のシリア戦に臨む。9日のヨルダン戦で試合終了間際の同点ゴールでチームの窮地を救ったDF吉田麻也(VVVフェンロ=オランダ)は「もう少し攻撃の組み立てにも加わらないといけない」と一層の攻めの意識を強調し、次戦に意気込んだ。

 ヨルダン戦の得点は189センチの長身を生かし、高い打点でたたいたヘディングシュート。前半の失点に絡んだだけに「良かったというか何というか…」と複雑な表情を浮かべたが、相手DFのすきを突く、遠いサイドでの位置取りが光った。

 昨年はけがに苦しんだ。J1名古屋からVVVフェンロに移籍する正式契約直前の1月に左足甲を骨折。新天地で戦列に加わったのは10月末だった。「つらかったときのことをかみしめ、今はとても充実している」とプレーできる喜びを口にする。

 アジア・カップは初出場。貴重な経験を積んでいる22歳は「相手はどこも日本に勝ちたい意識が強い。アジアで勝つのは難しい」。日本のセンターバック陣は層が薄いだけに、吉田の成長に期待がかかっている。(共同)

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2011年1月11日のニュース