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猛反撃にスタンドわいた!久御山あと一歩及ばず

[ 2011年1月11日 06:00 ]

準優勝に笑顔の久御山イレブン

全国高校サッカー選手権決勝 久御山3-5滝川二

(1月10日 東京・国立競技場)
 後半9分に0―3とされた直後、久御山イレブンは円陣を組んだ。「1点取ったらおもろいやろ」。山本主将が笑顔で言った言葉が反撃の合図だった。持ち味の細かいパスワークで点を重ねた。

 直後に林が1点を返す。再び3点差とされたものの後半39分に安川、同41分に坂本が立て続けにゴール。安川が「自分たちのスタイルで点を取れた」と言うように、ともに中央を突破してもぎ取った。最後は力尽きたが、一時は1点差に詰め寄りスタンドをわかせた。

 松本監督は京都商(現京都学園)3年時に第55回大会に出場。その大会で準優勝した静岡学園の個人技中心のサッカーに衝撃を受けた。今はバルセロナがお手本だ。グラウンドは他部との共用。狭いピッチでパスサッカーを磨いてきた。初優勝には届かなかったが、大舞台で真価を見せた。指揮官は「残り5分くらい、ひょっとしたらという感じになった。満足している」とうなずいた。

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2011年1月11日のニュース