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機能しなかった2列目…香川トップ下、本田サイド起用を

[ 2011年1月10日 13:32 ]

<日本・ヨルダン>後半途中で交代した本田圭佑は、そのままベンチ裏へ引き揚げる

アジア杯1次リーグB組 日本1―1ヨルダン

(1月9日
カタール・ドーハ)
 アジア杯初戦で格下のヨルダンとドローに終わったザックジャパン。元日本代表FWの城彰二氏が見た“ダブル司令塔”の課題とは…。

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 吉田のゴールで何とか引き分けに持ち込んだ日本代表だが、課題が浮き彫りになった試合となった。今まで通りに4―2―3―1のシステムで臨んだが、2列目の選手が機能していなかったのが苦戦の原因となった。

 トップ下に入った本田圭は前半はボールに触る回数が少なかった。運動量も足りなくて、真ん中で張っているため、1トップの前田と同じ動きになっていた。後半に入って右サイドにポジションを変えて動きはよくなったが、問題はあった。

 左サイドで先発した香川も、後ろでプレーする長友がどんどん上がってくるタイプなので、ポジションが重なり、前で勝負することができなかった。後半はトップ下でプレーしたように、香川はもっと真ん中でプレーした方が生きる。

 ヨルダンのように引いて守る相手を崩すためには、コンビネーションや連動した動きが必要となるが、まだザッケローニ監督の下では練習量が少ないために厳しい。今の状態ならボールを受けて勝負するタイプの本田圭はサイドに入れて、仕掛けて突破できる香川をトップ下で起用した方がいい。

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2011年1月10日のニュース