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メッシ、FKで新年初ゴール!バロンドールは…?

[ 2011年1月10日 06:00 ]

 リーガ・エスパニョーラ第18節の3試合が8日に行われ、バルセロナは4―0でラコルニャに快勝し、連勝を12に伸ばして首位を守った。FWリオネル・メッシ(23)が後半7分に新年初ゴールとなる23メートルのFK弾を決めるなど1得点2アシストと活躍。10日のFIFAバロンドール(世界最優秀選手)発表に向け、最高の景気付けとなった。

 ゴールやや左からの直接FK。メッシが左足を振るとボールは5人の壁を巻き、ゴール左上に突き刺さった。FWビジャを走らせた前半26分の先制アシストに続き、後半7分に2011年の初ゴールで2―0。エースがバルセロナのリーグ戦12連勝への流れを決めた。

 「堅守に阻まれてスペースに入り込めず、チャンスが少なくて苦労した」とグアルディオラ監督が嘆いた展開だけに価値がある。背番号10は3―0の後半36分にもFWペドロのダメ押し弾をアシスト。年が明けても変わらない存在感を示した。

 メッシには新年初のリーグ戦出場だった。今季は冬季中断期間突入までにアルゼンチン代表戦も含めて28戦で29得点を挙げるなどフル回転し、指揮官から「年末は家族で過ごしてほしい」と他のチームメートより数日長いオフを与えられた。その影響で休暇明けの2日に行われたレバンテとのリーグ戦は欠場したが、十分リフレッシュして恩返し。5日に敵地で行われたビルバオとのスペイン国王杯5回戦第2戦でも8強入りを決めたDFアビダルのゴールをアシストしたばかりだった。

 09年ダブル受賞したバロンドール(世界最優秀選手)とFIFA最優秀選手が今回から「FIFAバロンドール」として一本化され、10日に表彰式が行われる。メッシはチームメートであるシャビとイニエスタの両MFとともに最終候補3人に選出。W杯8強のメッシに対し、スペイン代表のW杯優勝を支えたシャビとイニエスタを有力とする声もあるが「誰が受賞しても勝者はバルサ」とメッシは笑う。個人タイトルよりクラブ成績を重視するエースが、11年もバルセロナを引っ張る。

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2011年1月10日のニュース